人材管理を極める。優秀なマネージャーになるためのポイント

著者 Robert Half on 2021 年 4 月 19 日

良い上司になるには、効果的に人材を管理できることが重要です。結局のところ、商品かサービスかにかかわらず、企業の物理的な生産活動の大半を担うのは組織の基礎を支える従業員です。

日々の生産性を最大限高めるには効果的な人材管理が非常に重要です。仕事に満足していて、幸福度の高い従業員は、一般的に職務に一生懸命に取り組み、組織への忠誠心も高いということも忘れないでください。それではチームに最高の成果を出してもらうため、管理する側にできることとは何でしょう。優秀なマネージャーとして成功するには具体的に何をすべきでしょうか。

今回は効果的な人材管理のための最重要ポイントをご紹介します。

1. 優秀なマネージャーは従業員の価値を理解している

まずは組織内で従業員が担う役割と彼らの日々の貢献を認め、上司として感謝の気持ちを持つところから始めましょう。管理者が従業員の努力と彼らが企業に与えてくれる価値を過小評価すれば、それが個々の従業員に対する扱いにも現れます。優秀なマネージャーは従業員を価値のある資産として育て、守るべき存在として認識すべきであり、目の前の利益を優先して安易に搾取して構わない存在ではありません。

2. 感謝の気持ちを示す

上述に引き続いて、マネージャーは従業員が優れた仕事をした場合にはそれを認め、感謝すべきです。必要に応じて前向きなフィードバックを与えることも大切ですが、単に「ありがとう」と言うだけでも「頑張って良かった」と思ってくれる従業員はたくさんいます。努力や貢献に「ありがとう」と言うことは人としての基本であり、費用をかけずして非常に大きな効果が得られる方法でもあります。感謝を示し、従業員レコグニションを与えることで、忠誠心を育てること、日々の職務に自発的に最大の時間と労力を注ぎ込む姿勢を確保することにつながります。

3. 明確なコミュニケーションを図る

従業員は、どのようなタスクにおいても、毎度必ず自らに期待されることをはっきりと理解している必要があります。これは働き手との間で明確で効果的なコミュニケーションを図り、すべきことがきちんと理解されるようにするということです。マネージャーは、ひとり一人に指示を出すときも、チーム全体を対象に話しかける場合にも同じように自信と余裕を持って対応する必要があります。

4. きちんと聞く

時間を設けて従業員の意見に耳を傾けることも重要です。従業員が伝えたいことの多くは、仕事上の問題ですが必ずしもそうとは限りません。場合によっては、単にストレス発散のために聞いてもらいたい、何か特定の事柄について信頼できる誰かに打ち明けたいと言うこともあります。

5. 意思決定はマネージャー自身で

マネージャーには決断力が大切です。従業員たちはリーダーに従うにあたり、適切な指示を受けている必要があります。リーダーが優柔不断でチーム員との明確なコミュニケーションもとれないとなれば、チーム全員が不安定な状況に置かれてしまいます。

6. 従業員の達成を信じる

優秀なマネージャーは、仕事の割り振りにも長けています。効果的なのは2段階に分けて行う方法です。まずは、他の人に仕事を割り当てることで自身の勤務時間内に人材管理に充てる時間を作ります。そして部下を信頼して重要なタスクの取り扱いを任せます。従業員は上司からのお墨付きを得たと感じることによって、しっかりと仕事をやり遂げようと士気を高めます。プロとしての誇りを糧に、自分を信頼してくれた上司の判断が正しさを証明しようと頑張ってくれるでしょう。

7. 従業員に自由を与える

マイクロマネジメントを行えば、あっという間に従業員の心が離れます。優秀なマネージャーには働く人びとが自ら能力を伸ばし、困難を乗り越えられるような機会を与えることが強く求められます。雇われる側としてはロボットのように扱われるのは嫌なものであり、必要に応じて自分の仕事量や作業負荷に関連する決定を従業員自身で行うことができるようにすることが大切です。

8. 紛争を解決する

時と場合により、特にチーム員同士が反目し合い協力できない場合などはマネージャーが良き仲裁者になる必要があります。全体的な業績と生産性を維持するには、手に負えないほどこじれる前にこうした状況を速やかにかつ効果的に解決することが大切です。

9. 従業員を助け、その役に立つ

「ありがとう」のひと言も効果的ですが、雇用主としては成果への感謝を行動で示す必要もあります。これにより従業員のモラールが向上し、マネージャーに対する好感度が上がります。自発的に先回りして行動すれば、働き手のニーズに配慮していることを示すことになり特に大きな効果が生まれます。さらに研修をつうじて従業員が力を発揮し、スキルを伸ばせるような機会を与えることもまた優れた方法です。

10. 手本になる

従業員は尊敬に値する、自分もこうなりたいと思えるような人物を求めています。優れたチームリーダーとは倫理的で、誠実で、協力しやすく、創造性豊かで、励ますのが上手く、革新的で、仕事熱心かつ信頼できる人物です。

11. 誠実さを持つ

率直で隠し立てをしないことも、従業員の良い見本となります。従業員が上司に欺かれている、大切な情報を知らされていないと感じれば、信頼が失われ、両者の関係に傷がつきます。

12. 上司として高く評価される

マネージャーがプロとして認められていれば、従業員は彼らの言葉を受け入れ、その判断を信頼します。これは仕事をこなすためのスキルと知識を備えた人、つまり実力者として認められることを意味します。もし、現在従業員が取り組んでいる役割を以前マネージャーが担当していたのであればチームの支持を得ることに役立つでしょう。

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