昇給交渉の仕方:交渉か、説得か

昇給交渉の仕方:交渉か、説得か

昇給を交渉するために上司と向き合うのは、勇気がいるものです。でも、正しいアプローチさえ心得ておけば、無理なく昇給を実現できるでしょう。

昇給を目指す際のアプローチとして真っ先に思い浮かぶのは交渉のアプローチかもしれません。しかし実際には、説得のアプローチのほうがソフトに話し合いが進み、効果を発揮することがあります。どちらの方法を取るにせよ、昇給を勝ち取るにはスマートに行動することが重要です。そこで、成功率を高める交渉と説得の仕方をご紹介します。

昇給交渉の仕方 その1:数字や事実を活用する ― 交渉アプローチ

昇給交渉の焦点が金額になる場合は、交渉のアプローチを取ることになります。自分の寄与した新規取引や収益を数字に換算して提示することで、あなたに対するさらなる投資が賢明かどうかを会社が判断する際の材料になるでしょう。

金額や昇給率の具体的な数字は、上司が切り出すのを待つことです。これにより、交渉の下限額を見極めることができます。自分から数字を提示する際は、上司の提示額を基準にして現実的と思われる範囲内で上のほうの数字を目標とします。

提示額に納得できない場合や現時点での昇給が無理な場合は、ほかに交渉できるものがないかどうかを考え、柔軟な姿勢を示すことも重要です。昇格や休暇の増加など、代わりの案として現実的に交渉できる項目のリストを作りましょう。

給与ガイドをダウンロードしてみてください

昇給交渉の仕方 その2:数字以上の理由をアピールする ― 説得アプローチ

相手側に考えを変えてもらう必要がある、提示されたことを覆すほどの影響を与える必要がある場合は、説得をすることになります。あらかじめ交渉の流れをシミュレーションして、より効果的に説得できるよう準備しておくとよいでしょう。まず、上司がどう抗戦してくるかを予想して、「しかし」で始まるしつこい反論をポジティブな内容に転換していく方法を考えます。

説得に当たっては、ボディランゲージにも気を付ける必要があります。リラックスしながらも背筋を伸ばして良い姿勢を保つことで、自信と誠実さをうかがわせます。これにより、身構えていた相手もリラックスし、率直な話し合いをスムーズに運べるようになります。

説得が成功するかどうかは、いつ上司に切り出すかのタイミングによっても左右されます。上司の機嫌のほかに、会社の業績も考慮すべきです。株価が下落し人員削減が行われている時に昇給の交渉を持ち出しても、よくは思われません。査定の結果がすばらしかった時や賞を受賞した時など、何か良いことがあった後に昇給について切り出せば、成功の確率が飛躍的に上がります。

昇給交渉で上司の反応にどう対応すべきかについて、教科書的なガイドラインはありません。場の空気を読むことで、どのテクニックが最適かを見極めることができるでしょう。これはバトルや論戦ではありません。自分のキャリアにとってベストの結果を出せるよう、上司の目を見て話し合うことです。

給与ガイドをダウンロード

このページをシェア