上司の間違いに気づいたとき、臆せず上司に意見する方法

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誰しも一度は上司の意見が間違っていると感じたことがあるはずです。上司に意見する方法を正しく理解することで、自分の印象を悪くすることなく、臆せずに意見を述べることができるようになるでしょう。

上司に意見することを考えるだけで冷や汗が出ると感じる人もいます。結果、既に手一杯なのにもかわらず新たな仕事を引き受けてしまったり、もっとひどい場合には自分の担当でもない仕事を押し付けられたりしてしまいます。

何でも言いなりになる人物だと思われないため、そして過労を防ぐためには、クビになるかもしれないと口を噤んでしまうのではなく、自信を持って上司にきちんと意見することが大切です。よくある5つのケースを例にその方法をご紹介します。

シナリオ1:すでに手一杯なのに、別のプロジェクトにも参加するよう言われた
この類の指示は前向きに受け止めるようにしましょう。上司は、あなたならそれだけの仕事をこなせると見込んでいるか、その仕事に携わることであなたのキャリアに更なる弾みをつけることができると考えているか、そのどちらかである可能性が高いからです。

こう言ってみましょう。「大変うれしいのですが、お引き受け出来る自信がありません。15分程度、お時間をいただいて、手持ちの仕事を見直し、その優先順位の変更を一緒にご検討いただけませんか?」

上司には腰を落ち着けてもらい、その上で進行中のものを含めたプロジェクトなど、あなたのやるべきことすべてのリストを提示します。口頭で説明するより実際に見せる方が、上司はあなたが忙しい理由を明確に理解することが出来ます。ただ「時間がありません」と言うよりも有効な方法です。

シナリオ2:待ちに待った休暇まであと数日という時に、休暇中もメールの返信をしなければならないことを知った
携帯電話を海に投げ捨てる代わりに、自分が休暇中でも仕事に関与していなければならない理由を考えましょう。チームメイトへの引継ぎが出来ていて、自分の存在が絶対に不可欠というわけではないことを確認した上で、タイミングを見計らって上司に次のように申し出てみましょう。

「チームに確認したところ、私の休暇中もプロジェクトがスムーズに運ぶと全員が確信しています。引き継ぎ用に詳細な資料を作成し、そのリストを基に何をどうしたらいいのか、チームには具体的に説明してあります。」

「休暇を取るための準備」という記事も参考になるかもしれません。

シナリオ3:自分の職務に関係のない仕事を与えられた
このような状況には慎重な態度を取る必要があります。重要なのは、自分の職務には何が求められているのかを正確に把握し、その上できっぱりと(ただし丁寧に)断ることです。こう言ってみましょう。「私のことを考えてくださってうれしいのですが、この業務に関する経験がまだ乏しく、進捗を妨げてしまうかもしれません。解決策を一緒に検討させていただけませんか?」

上司は、生産性を上げたい一心で、一線を越えてしまったことに気づいていない可能性があります。あなたの職務内容がどういったものであるのか、またあなたがすでに会社にどれだけ貢献してきているのかということを上司に再認識してもらう良い機会となるでしょう。

シナリオ4:上司が仕事後の飲み会を企画しているが、自分は静かに夜を過ごしたい
この状況は、詳細に踏み込まなくても簡単に切り抜けられます。「前回は大変楽しかったのですが、今夜は生憎、都合がつきません。次回は必ず参加します!」で十分でしょう。付き合いのいい人と思われることは職場での評価向上につながります。次の飲み会には参加することを心がけましょう。うまく抜け出す方法をシュミレーションしておくこともお忘れなく。

シナリオ5:プロジェクトの進め方が自分の考えとは異なると上司から言われた
この状況に対処するコツは、賢明な駆け引きと自分の手腕に対する自信にあります。エゴは置いておいて、まず、上司の言う方法が本当に最善の道かどうかを考えてみてください。最善と思えないのであれば、こう言ってみましょう。

「ご提案ありがとうございます!以前、同様のプロジェクトを手がけたことがあるのですが、非常にうまく進み、予想以上の結果を出すことが出来ました。しかし、いただいたアイデアの優れた点も理解しています。そこで、これが新しいプランなのですが……」

物事には多くの解決方法があることを思い出してください。上司に意見する前に感謝の気持ちを表せば、より率直で自由な対話が可能となります。自分の知識や経験をさりげなくアピールすることで、プロジェクトを動かせる能力がきちんと備わっていて、指揮を任せても大丈夫であると上司を納得させることが出来るでしょう。

要するに、上司に意見するときは常に正当な理由と代替案を準備しておくことが大切です。それを習慣化すれば、心証を害することなく、堂々と意見を述べることができるでしょう。

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