多くの求人に応募し、ついに面接の連絡がありました! ただし、WEB面接というのが難点です。

調査によれば、候補者選考の一環としてWEB(動画)面接を利用する企業が増えています。人事担当者の60%が利用すると回答しているため、求職者としては慣れておく必要があるでしょう。企業にとっては早期に候補者を絞り込む便利な方法であり、求職者にとっては物理的に面接に出かける費用や手間が省けます。

WEB面接を体験したことがない人にとって、居間の画面を通じて人事担当者に会うのは緊張するかもしれませんが、落ち着いてください。理想の仕事を手にする確率を高めるためには、練習が一番です。まず、ライブ面接なのか、録画面接なのかを確認します。

ライブ面接 – Skype、Googleハングアウト、GoToMeetingなどのソフトウェアを利用して面接官と話します。

録画面接 – 所定の質問に対する回答を録画して送り、面接官が再生します。

ライブ面接でも録画面接でも、対面での面接と共通点は多数あります。たとえば、面接で聞かれることは同じですし、礼儀正しさ、プロフェッショナルらしさもやはり重要です。しかし、考慮すべき大きな違いもいくつかあります。

ここでは、採用通知の獲得に向けてWEB面接における10の注意点をご紹介します。

1. カメラの角度や距離が悪い

誰でも嫌いな角度があります。面接を始める前に、カメラの位置や角度が正しいことを確認してください。自分が画面からはみ出たまま、面接を始めたのでは困ります。頭の一番上がちょうど画面に入る程度が最適です。

2. 視点が定まらない

ぼーっとしているのは良くありません。対面での面接なら、面接官と明確なアイコンタクトを維持する必要があります。WEB面接でも同じですから、質問に答えるときは、カメラをしっかり見つめ、下を向かないように注意してください。

3. 邪魔が入る

WEB面接では、ドアベル、電話、他人の話し声など、邪魔が入ることがあります。なるべく静かな時間帯を選びましょう。ドアを閉め、携帯電話の音を消し、ノックしないようドアに貼り紙をするのも良い方法です。

4. 接続が途切れる

好きな動画をオンラインで見ているときも、WEB面接でも、接続が途切れるのは不快です。WEB面接を受けるときは、インターネット接続、画質、音声を良好であることを確認しましょう。面接官と自然に話せるか、動画が頻繁に止まったり、音声がおかしくなったりしないかどうか、友人か身内と前もって試すことをお勧めします。

5. 接続がぎりぎり

ソフトウェアへの接続に少し時間がかかることがあります。WEB面接が始まる数分前にセットアップを始めておきましょう。ぎりぎりになって接続に手間取るのでは困ります。

6. 服装が不適切

汚いTシャツやパジャマで対面の面接に行く人はいません。WEB面接でも同じです。プロフェッショナルにふさわしい服装で臨みましょう。安全なのは無地のアイテムです。柄やストライプは動画で「モアレ」現象を引き起こし、面接官の邪魔になる恐れがあります。

7. 部屋が乱雑

面接官には、候補者だけでなく、候補者の背後も見えます。面接官が、部屋のポスター、雑貨、散らかったものを見ていたのでは、自分の言いたいことに集中してもらえません。プロフェッショナルに見え、視覚的な邪魔がなるべく少ない場所に座りましょう。

8. 場所が暗い

面接官から自分が見えにくいのはマイナスです。十分な照明があり、面接官から自分の顔がよく見える部屋に座りましょう。自然光に勝るものはありませんが、天井照明や照明スタンドで補ってもかまいません。

9. 話すのが速すぎる

面接はたいてい緊張します。それでも、リラックスして落ち着くことが重要です。強烈な早口では、おそらく面接官が求めるような受け答えをすることはできません。WEB面接でもボディランゲージは多くを語ります。面接を始める前に何度か深呼吸し、質問を聞いたら1、2秒の間を取って答えましょう。これで音声のタイムラグにも対応できます。

10. ビギナーズラック

WEBカメラに向かって話すのが初めての方は、友人か身内と練習してください。ビギナーズラックに頼るのはお勧めしません。練習しておけば、おそらく面接の本番でもすべて順調に運びます。

WEB面接は練習がポイント

どんな面接でも、良い第一印象を与えることを目指しましょう。ここで挙げた注意点を参考にして練習し、望んだ仕事を手に入れる可能性を最大限に高めてください。

この記事は、過去に『10 virtual interview mistakes to avoid(WEB面接における10の注意点)』 として、ロバート・ハーフ・オーストラリアのブログに掲載されたものです。