外資系企業で働くことに対して、みなさんはどのようなイメージをお持ちでしょうか。外資系企業は年収が高い、多様な人材が働く職場でさまざまな価値観に触れるなど、日本企業とは給与体系や職場の雰囲気が大きく違うと考える人もいるでしょう。
「成果をシビアに求められる」などドライな社風という印象もあるかと思いますが、当社の転職サービスを利用して外資系企業に転職した方からは、「理想のキャリアを実現できて良かった」と喜びの声をたくさんいただいております。
外資系企業に転職するメリットは大きく分けて5つあります。
- 高い給与水準
- 働きやすい環境
- 納得の評価基準
- 自己成長につながる
- ワーク・ライフ・バランスが取りやすい
この記事では、それぞれのメリットを詳しく解説します。
1. 高い給与水準
海外に進出できる資金力のある外資系企業は全体的に給与水準が高く、同業同種であれば日本企業と比べて年収アップの転職が実現しやすい傾向にあります。その理由は、日本企業で重視される年齢や勤続年数が、外資系企業では年収にほとんど反映されないからです。
一般的に外資系企業は「ベース給＋業績連動給（インセンティブ）」で従業員の給与を計算します。ベース給とは、日本企業の基本給に該当するもので、前職の経験やスキルに応じて入社時に等級が決定されます。一方業績連動給とは、会社が掲げる目標と個人の目標達成率で支払われる報酬です。
業界や職種で異なるものの、業績連動給が給与に反映される比率が高いのも、外資系企業の特徴。また、業績連動給は一般的にベース給の同レベルから2倍に設定されています。特に会社の売上に大きく貢献する営業職やエグゼクティブ系職種は、成果を出せば転職した翌年に100万円以上の大幅な年収アップを実現することも珍しくありません。
それに加えてチームや同僚に協力的な姿勢で働けば、会社に貢献した人材とみなされるため高く評価されることもあります。
詳しい外資系企業の給与に関しては、当社の最新版給与ガイドで細かな職種ごとの適正給与水準をご覧いただけます。
2. 多様な人材が公平に評価されるので働きやすい
「DEI」という言葉をご存じでしょうか。「ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン」の略で、「多様な人材を活用し、一人ひとりが適材適所で活躍できる場を平等に与え、企業競争力を高めていくD&I（ダイバーシティ＆インクルージョン）」に「エクイティ（公平性）」を付随した新たな概念です。
外資系企業の多くはDEIの推進に積極的です。そのため、誰もが公平に評価される働きやすい環境と言えるでしょう。近年DEIが重視される背景には、すべての人材に平等に活躍できる場を与えるだけでは、一部のマイノリティが雇用や昇進などの機会に恵まれないという社会的問題があります。
日本国内を例に挙げると、出産後の女性社員の復職プログラムや昇給制度が整っている企業はあまり多くありません。そのため子どものいる女性社員は、意欲があっても昇級やスキルアップの機会に恵まれない問題を抱えています。DEIはこのような不平等をなくし、企業が社員一人ひとりの事情に考慮して活躍できるリソースやツールを用意する取り組みのひとつなのです。
DEIが推進されている外資系企業なら、公平な人事制度での評価が期待できるので、仕事に対するモチベーションも上がり、最高のパフォーマンスを発揮できるようになるでしょう。
3. 独創性のある意見を持つ人材が評価される
独創的な意見でも業務改善や業績に貢献する提案であれば、高く評価される点も外資系企業の特徴です。
めまぐるしいスピードで進化する現在のビジネスシーンでは、消費者ニーズも常に変動します。いち早く消費者ニーズをキャッチするためにも、企業は独自性のある商品やサービスを提供しなければなりません。継続的かつ高速に変化に対応できなければ、企業は存続の危機に追い込まれるからです。
こうした背景から外資系企業では、斬新なアイデアでも既存の業務プロセスを刷新したり、競合他社にない商品・サービスの提案ができたりする人材は高く評価されます。
また、さまざまなバックグラウンドを持つ人材が独創性のある意見を出し合い、活発な議論を行うことが組織の成長に不可欠な取り組みとも考えられています。
個性や積極性が高く評価されるので、自分にしかできない仕事に携わる機会に恵まれ、今まで以上に仕事のやりがいや達成感が得られる環境での活躍が期待できます。
4. グローバルな環境でヒューマンスキルが磨かれる
外資系企業では、仕事のスキルに加えてヒューマンスキルも磨かれます。なぜなら、グローバルな環境で働くため、日系企業と比べてアメリカやヨーロッパ、アジアなど多種多様な国籍や文化を持つ上司や同僚、クライアントと接する機会が一気に増えるからです。
ときには、日本のビジネスマナーや風習が通じず、異文化を受け入れる柔軟な対応が求められることもあるでしょう。しかし、世界各国から集まった優秀な人材と意見交換を交わしながら働くことは会社の成長に欠かせない取り組みと言えます。また、さまざまな人種や文化と接することは、自分の視野や見識を広げることにもつながるでしょう。そのため、今までにない視点でクライアントに対するアプローチの手段や解決策を考える力も身につくかもしれません。
このように、スキルアップが実現するだけでなく、内面的に成長できる環境で働けるのも外資系企業に転職するメリットなのです。
5. ワーク・ライフ・バランスが取りやすい
仕事とプライベートを両立し、ワーク・ライブ・バランスが取りやすいところも外資系企業の魅力です。
外資系企業の評価基準は成果を出すことにあるため、業績に関係ない長時間労働は評価されません。むしろ限られた時間のなかで、効率良く成果を上げることが求められます。
自分に課せられた目標を達成できれば、勤務時間内の業務量を自由に調整できるため、フルフレックス制度やテレワークを導入する企業も少なくありません。そのため仕事一辺倒ではなく、自分の趣味や自己啓発などに没頭し、私生活を充実させることができます。
また、介護や出産・育児などに専念する従業員を優遇する外資系企業も多いため、家庭の事情で自分のキャリアが中断させる心配も日本企業に比べ少ないでしょう。
自分の望む働き方でスキルアップを図りつつ、プライベートな生活も大事にできるので理想的な人生を築きやすい点は大きなメリットと言えます。
まとめ
転職の優先順位は、スキルアップや年収アップ、私生活の充実など人により異なります。上記で紹介したように、外資系企業で働くとこれらが叶う可能性が高くなるので、自分が考える理想のキャリア・人生を築きやすくなるでしょう。
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