休暇を取って家族や友人と過ごす時間は誰にとっても楽しみなものです。

良い仕事をするためにも、休みは必要不可欠です。数日でもオフィスを離れて、新しい視点とエネルギーを取り戻すことができれば、その後の生産性や成果も高まります。

休みを取って家族や友人と過ごす時間をあんなに楽しみにしていたのに、いざ休みに入ったら職場の事が頭を離れないという人は実にたくさんいます。デスクの上に山積みになった書類や部署の人手不足のことを考えると、連休も(あるいは、どんなワークライフバランスも)安らぎを与えてはくれません。

休み明けに溜まった業務のことを考えないで休むことはできないものでしょうか?

仕事が生活の中心になるにつれ、ストレスは増えがちですが、休み中もストレスから解放されないのは重症です。

できるだけ早く気持ちを切り替えてリラックスして、何も考えないで家族や友人とゴールデンウィークを楽しむためのアドバイスをぜひお読みください。

1. 行動計画を立てる

休みの間、放置しておけないプロジェクトをすべて挙げます。自分の代理を務めるスタッフのために、予期すべきことや具体的な状況への対処方法を指示書としてまとめます。連絡が必要になるかもしれない人や電話番号も書き出します。留守中、他のスタッフが自分のパソコンや他のシステムにアクセスする必要があると思われる場合は、上司かIT担当者に相談し、そのスタッフとセキュリティパスワードを共有する最善の方法を判断してもらいましょう。

さらに、休暇中に発生する可能性のある問題があれば、その解決方法や予防方法もできる限り考えておきます。

2. 周囲に告げる

オフィスを離れることを主要な連絡先にしっかり伝え、代わりの担当者の名前も知らせます。

自分の不在を他の人が心得ていれば、ぎりぎりのタイミングで何かを頼まれる可能性は少なくなります。

3. 仕事を片付ける

休暇直前の数日は、できるだけ会議や重要でない業務を避けます。そうすれば、手持ちのタスクや休み前に仕上げなければならない業務に専念できます。

休暇前にすべてを終わらせるのが当たり前と思うかもしれませんが、人によってはなかなか難しいこともあります。そんな時は最後の出勤日を迎える前に、切りの良いところまで進め、同僚にプロジェクトの進捗を伝えた上で、すべてのデバイスを、不在を告げる自動応答に切り替えましょう。

こうした準備には休暇の数週間前にチェックリストを作成したり、休暇に先立って毎日少しずつ片付けの時間を取ったりとさまざまですが、対策を取っておくだけの価値は十分にあります。

4. 復帰に備える

休暇準備には、戻ったときの準備も含まれることを忘れてはなりません。休み明けにまずどのプロジェクトを確認すべきか、考えておきましょう。

留守中のメッセージの確認や上司とのミーティング、代わりを務めてくれたスタッフとの引き継ぎの時間も取り、不在中の出来事を把握できるようにします。

5. スマホから離れる

「まさか」と思った方、そのまさかです。スマートフォンを置いてください。スイッチを切りましょう。子どもに貸してもOK。とにかく、できるだけメールをチェックしないことが重要です。緊急事態でもない限り、休暇中にメールを確認し続ける必要はありません。GWは企業の99%にとって1年で最ものんびりした静かな時期ですから、ぜひ満喫しましょう!

問題は、ほとんどの人が職場だけでなく私生活でもスマホを使っていることです。これは危険な落とし穴。いったんスマホを手にすれば、仕事に触れないことや考えないことは難しくなります。ですから、人によっては、まったく使わないほうが良いかもしれません。

必要であれば、誰かに電話番号を伝え、本当の緊急時にのみ連絡してもらいましょう。3週間前に教えてもらったExcelの便利な機能を思い出せない、などという要件は却下です。オフィスに確認の電話を入れたい気持ちも抑えます。関与すればするほど、休む時間は減ります。メールやボイスメールをチェックするなら、1日1回に留めることをお勧めします。