第一歩を踏み出さなければ、キャリアの階段は昇れません。

会社負担で研修を受けるための第一歩は、キャリアステップに必要なことは何でもするという意欲を適切な人に知らせることです。

簡単ではないかもしれませんが、怖がっていてはダメです。

ここでは、目標に向かって会社負担で研修を受けられるよう、3つのアドバイスをご紹介します。

1. 会社にとってのメリットを上司に説明する

スタッフの研修も出費には違いありません。上司に予算はあるかもしれませんが、お金を使うことにはやはり正当な理由が必要です。

ここで上司の背中を押しましょう。あなたの研修が会社にとってどれだけ有益か、具体的に説明してください。

カンファレンスに出席する場合は、講演者や他の参加者に関する情報を上司に伝えます。カンファレンスは人脈を作り、ベストプラクティスを学ぶ最適な機会です。仕事に役立つ新しい情報をたくさん持ち帰ることができるかもしれません。

トレーニングコースを受講したり、認定を取得したりしたい場合は、新しいスキルをどこに活用するかを説明します。個人的な能力開発を望むのは悪いことではありません。その意欲は評価に値するものであり、賢い上司ならサポートしてくれるでしょう。しかし、上司に迷いなくお金を出してもらうには、あなたへの投資によって会社が得る利益を示す必要があります。

2. 妥協も覚悟する

どんな交渉でも、自分の望む方向へ会話を導きつつ、柔軟に対処することが重要です。ですから、研修で何を得たいかを明確にしてください。プロフェッショナルとしてどのように成長したいのですか?

キャリアステップに必要な研修として上司が異なるアイデアを出した場合は、たとえ自分の望んだものとやや違っても、慎重に耳を傾けてください。妥協できそうですか? それなら、提案を受け入れるかどうかを真剣に考えてください。受け入れられない場合は、もう一度、自分の望む研修のメリットを上司に伝えます。

ただし、妥協すべきときを知りましょう。自分が最善だと思う案をまったく曲げずに押し通せば、上司の機嫌を損ね、研修のチャンスをすべて失いかねません。

3. 得た知識をチームと共有する

自分が学んだことの主要部分を同僚にも教えると言えば、おそらく会社負担で研修を受けるチャンスが高まります。これは、自分がチームプレーヤーであるというアピールにもなります。

カンファレンスに出席する場合は、概要をチームにメールで送りましょう。トレーニングコースを受講する場合は、チーム会議で小さなワークショップを開催するなどを提案します。新しいベストプラクティスを学んだときは同僚と共有してください。

そのような行動によって、会社負担で研修を受けさせる価値があることを証明します。

会社負担の研修によるキャリアアップ

有能な上司は、部下に継続的な成長と学習が必要であること、そしてそれを実現するには部下の意欲が必要であることを知っています。

実は、研修のアイデアを持ちかける熱意ある部下を待っているかもしれません。自分の望みとその理由を明確に説明しましょう。さらに、自分の計画をサポートすることが自分の生産性向上だけでなく、会社全体に有益であると念を押します。

このブログは過去に『Are You Asking for Professional Development Training the Right Way?(キャリアステップに必要な研修を会社負担で受けるための方法)』として、ロバート・ハーフUSのブログに掲載されたものです。