在宅勤務はますます一般的になってきました。あなたも最近、在宅勤務を始めた一人かもしれません。そして、その在宅勤務は子どもが近くにいるという状況ということもあり得るでしょう。自宅でインタビューを受けている父親が部屋に入ってきた子どもたちに邪魔をされる様子が、イギリスの全国ネットワークのテレビで放映されました。そのシーンを目にした方も多いはずです。では、四六時中、いろいろな邪魔が入る環境では、どうすれば生産性を維持し、すっきりとした気持ちでいられるでしょうか? いくつかのアイデアをご紹介します。

1. 仕事をする場所を決めます。書斎やダイニングルームのテーブルなどが望ましいでしょう。仕事をするときのスペースを明確にし、このスペースをあなたが使用しているときは邪魔してはいけないのだと家族に理解してもらうようにします。

2. 1日の予定を決めましょう。子どもが次に何をするかを把握し、日課を設定することができます。昼食や休憩、仕事を終える時間を予め決めておきます。そして、子供が日中、仕事の邪魔をせずにいい子にしていられたら、後で公園に連れていってあげるなどのご褒美を用意しておくといいでしょう。

3. 仕事には集中力を要します。子どもが一人でも楽しく時間を過ごせる方法を見つけてあげる必要があります。パズルやゲーム、本などは、おすすめです。また、場合によっては、ネットやゲームなどの使用に関して、時間の制限を設けるなどの措置も講じるようにしましょう。もし、子どもが既にある程度の年齢に達しているのであれば、犬の散歩など外に出る用事を任せます。子どもは退屈してしまうと、構ってほしさから邪魔をしがちなため、時間を持て余すことがないような策をとりましょう。

4. 子どもはあくまでも子どもであることを忘れてはいけません。時々、退屈やイライラから言いつけを守らないこともあるでしょう。それでも、親であるあなたは忍耐と冷静さを保つようにすることが大切です。仕事柄、静かな空間が不可欠な場合には、仕事の責務の重要さを子どもにも分かるように説明した上で、どういうときになら、子どもが自分の仕事を中断しにきても大丈夫なのかを教えます。そして、不用意に仕事の邪魔をしてしまうと、どんなことになり得るのかも伝えておきましょう。

5. 子どもと協力し合うことを心がけます。仕事をしながら家族のことで大変な思いはしたくないものです。物事に注意を払うことができ、子どもの予定や行動の面倒をみてくれるベビーシッターを雇うことも検討してみましょう。

子どもが家にいる状況でも在宅勤務は可能ですが、恒久的な手段とはしないほうがよいでしょう。一日のスケジュールを立て、仕事のスペースを確保し、子どもが自分の仕事を中断させてもよい時間帯を予め決めておくことで、在宅勤務を成功させることができるはずです!