アジアの企業が備えるべき主な雇用傾向

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買い手市場が続くアジアにおいて、域内の企業は新たな雇用傾向に備える必要があるでしょう。つまり、優れた人材を惹きつけ長く働き続けてもらうためには、採用戦略を調整する必要があることを意味します。

おそらく雇用傾向の中で最も重要なのは、求職者の自信の高まりです。ロバートハーフの2016年版給与ガイドのために行われた調査では、優秀なプロフェッショナルは、高い給与やキャリアアップの機会、もしくは給与以外のメリットがあるのであれば転職を検討すると考えていることが明らかになりました。

これは、今年の雇用環境に影響を及ぼしている変化の一つに過ぎません。採用担当者が把握しておくべき雇用傾向を、他に4つご紹介します。

1. 専門スキルに対する需要が拡大

複雑なビジネス環境が専門的なスキルや知識を持つ人材に対する需要を急速に増加させています。

ここ数年、ロバートハーフの調査に回答した企業幹部は、一般的に需給バランスの不均衡が専門的な人材探しを難しくしている主な要因だと指摘しました。しかし今年は、状況が異なります。

企業幹部への調査を通して、専門的あるいはニッチなスキルを備えた求職者が不足していることが、2016年の雇用傾向として明らかになりました。特に、コンプライアンス、セキュリティ、リスク管理の分野の実務スキルを持つ人材の需要が高まっています。また、グローバルな市場を反映して、アジアの企業は様々な関係者とのコミュニケーション能力も重視しています。

このスキル不足は今後、更に深刻化すると見られており、社員のスキル開発に投資してこの困難に備えることは、どんな企業にとっても必須です。研修制度への投資は掛かるコストの増加を意味しますが、その見返りとして、社員の生産性向上、定着率アップ、スキル不足を補うための採用ニーズの縮小といったメリットが得られます。

2. 自分の価値を把握している求職者が増加

アジアの逼迫した労働市場において、優秀な候補者は自らの市場価値を明確に把握しています。この雇用傾向により、トップレベルの人材が報酬交渉で主導権を握るようになっています。

転職か現職に留まるかを決断する際に、報酬が重要な判断要素となることは疑いの余地がありません。水準以上の給与と賞与を出すのであれば、現在の市場基準を無視することはできません。適切な給与レベルが一目で分かるロバートハーフの2016年版給与ガイドが人材採用の強力なツールとして高く評価されているのはこのためです。

3. ワークライフバランスの追求

世界の先進地域と同様にアジアでも職場は進化していて、柔軟な働き方がより広く普及し、その雇用傾向は会社のあり方を変えつつあります。

テクノロジーは柔軟な就業形態を可能にしてきました。会社のシステムやネットワークの構造と仕事の性質上の支障がなければ、在宅勤務やフレックスタイム制を導入することで、優秀な人材を惹きつけて彼らの忠誠心を得られるでしょう。仕事と私生活のバランスを重視する若い世代の候補者は、特にその傾向が強いと言えます。

4. アジア全域の企業が増員を予定

2016年はアジア全域で増員計画が大々的に見られます。ロバートハーフの調査では、2社に1社が増員予定と回答しました。

この結果、人材獲得競争が生じていて、企業は人材採用戦略の見直しを迫られています。アジアの企業幹部の10人中9人が、優秀な人材を見つけるのが困難だとしていて、この状況はスキル不足と相まって更に悪化すると見られています。

これらの雇用傾向により、アジア全域の雇用環境は向こう1年以上に渡って変化していくでしょう。柔軟かつ迅速な行動が取れて魅力的な条件の提示ができる会社は、最適な候補者の獲得レースにおいて優位に立てる可能性が大です。

最新の雇用トレンドの把握には、今すぐロバートハールの2016年版給与ガイドをダウンロードしてご活用ください。

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