ロボット – 人間のようでありながら、完全には人間になりきれない存在

Robotics – it's almost human, but not quite

日本のロボット工学は世界の最先端と言われていますが、進化を続ける人間そっくりのロボット「アンドロイド」が人間に代わる日は果たしてくるのでしょうか?

アメリカのオバマ大統領は今年のはじめに来日した際、サッカーに興じました。ただし、オバマ大領領が対戦したのは本田圭佑ではなく、55インチの小型のヒューマノイドロボット「アシモ」だったのです。

ロボットの時代へようこそ! 日本こそがロボットをより身近に感じられる場所です。

日本の安倍晋三首相が2020年の東京オリンピックに合わせ、世界中のロボットを集めて世界の檜舞台で技能を競いあわせる「ロボット・オリンピック」の開催を目指すと宣言したことは有名です。

日本におけるロボットや自動システムの高まる人気に相まって、人間の労働力は衰退の傾向にあるように見えます。

しかし現実には、ロボット工学産業の発展に伴い、かつてないほどのチャンスが生じることになるのです。

ロボット工学産業が2020年までに1000億米ドルの成長を遂げるとの予測は、資金の流れの行き先や、ロボットをより上手く操作できるよう従業員を訓練し、ロボットの性能を向上させるために何が必要であるかを示すものとなっています。

新たな自動システムが生まれるたびに、プロセスを監視・改善する新たな知識や技能が必要となります。ソフトウェア・コーディングとエンジニアリング力、さらには自動化利用を教育する支援プログラムに重点が置かれることになります。自分の仕事をロボットに代替されるのではないかと心配する必要はなく、実際、重要な知識や技術を自由に身につけて、テクノロジーの達人になることができるのです。

成功と失敗を長年繰り返していても、テクノロジーの進化への鍵を握っているのは人間なのです。マニュアル通りに杓子定規な機械ならただガタガタと壊れていくだけのところを、人間は誤りから学び、自らを再建し向上させることができるのです。

特に、プロフェッショナル・サービス業界では、人間的なふれあいが依然として不可欠です。周りの世界を無視して黙々と作業をこなす自動システムとは異なり、人と接するプロフェッショナル・サービス業の仕事では、個人的なやりとりが必要となります。

アンドロイドや自動システムがどれほどあっても、人を結びつける大切な人間的要素に代わるものはないのです。例えば、同僚と一緒に笑ったり、有意義な会話をしたりすることを考えてみてください。

そのようなことをアンドロイドと試してみたらどうなるでしょうか?

ロボットは、人間のようでありながら、やはり完全には人間になりきれない存在なのです。私たちが慰めや励ましを必要としている時でも、ロボットは心を温めてくれるようなことは決してしてはくれないのです。

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