成功の意味を考え直す時

Time To Rethink Success

自分にとってのキャリアの成功の定義とは? 自分自身の定義について立ち止まってじっくり考えてみる際に、業界のエキスパートから彼らの意見も聞いてみましょう。

「成功の秘訣」をちょっと検索してみるだけで、以下のような数々の記事へのリンクが見つかります:

「成功に近道はない。」

「リスクを冒すことを恐れてはならない。」

「常に学び続けよう。」

上記のような言葉は、誰でも共感できるような実用的なアドバイスではありますが、キャリアのヒントとしては既に私たちが知っているものばかりです。しかし、ここでもっと役立つヒントをご紹介する前に、まず「自分にとっての成功とは何か」を自分に問いかけてみてください。

「成功」の定義をわざわざ調べてみる必要はありません。なぜなら、他の人にとって正しいことが、あなたにとっても正しいというわけではないからです。キャリアの専門家であり「Success Tweets: 140 Bits of Common Sense Career Success Advice – All in 140 Characters or Less(成功のツイート:キャリア成功のための常識的な140のちょっとしたアドバイス – 全て140字以下)」の著者であるBud Bilanich氏によると、キャリアの成功への最初の一歩は、自分が何を追い求めているのかを正しく知ることです。

「人間は『行う』『考える』『存在する』の3つの異なるモードで生きているものである」という心理学的に興味深い観点があります。

この3つの中で、人間は「行う」と「考える」を成功への燃料として見なすように条件付けされています。一方、「存在する」は無活動と関連して条件付けられているため、怠惰を連想させます。しかし、英国を拠点に活動している心理学の上級講師であるSteven Taylor博士は、これについては異なる考えを持っています。「私たちは、寛いだり活動しないことをマイナスイメージで考えるのをやめ、心身の健康だけではなく、創造性やさらには生産性にも欠かすことのできない大切なものとして見なすべきではないだろうか」と、Psychology Todayに記しています。

以下に、各分野で活躍中の4人の専門家からのキャリアで成功するためのヒントをご紹介いたします:

「キャリアの成功には、大きな仕事や小さな仕事もあれば、不快な仕事も含まれます。誰もが大きな仕事に関わりたいと願うものですが、どうでもいいように見える仕事にも一生懸命取り組むことからスタートするべきです。このような仕事を断るのはやめましょう。」
– Sherine Ong 氏(Raffles Medical Group 人事担当マネージャ)

「私が雇うのは、非常に特定のタイプか、優秀なはみ出し者タイプのどちらかです。技術的なスキルは訓練することができますが、知性や態度は訓練することができません。特定タイプの採用者はいずれ、別な会社の同じような特定の仕事へと転職していきますが、優秀なはみ出し者タイプは何年も在籍し、複数の部門を運営・管理していく傾向にあります。仕事の内容にぴったりと合った履歴書の持ち主になるのではなく、会社にぴったりと合った人物になりましょう。」
– Drew Graham氏(eVantage Technology CEO)

「跳ね返す力を持ちましょう。物事が自分の計画した通りになることはめったにありません。成功への道のりには、対処が必要となる邪魔や障害が常につきものです。秘訣は、周りの人たち全員から「諦めてもいいんだよ」と言われた時でも、やり通して前に進み続ける勇気を持つことです。」
– Priya Shahane氏(AXA Singapore チーフHRオフィサー)

「キャリアを積むチャンスを探すことはいいことですが、さらに重要なのは全体的なキャリアの戦略を練っておくことです。例えば、キャリアの5年計画はキャリアにとってガイド的な役割を果たしてくれ、転職の必要性を感じた時にいつでも見直すことができます。また、キャリアの5年計画を作っておけば、採用市場にその時出ているもので間に合わせるのではなく、特にぴったりなチャンスを探している場合などに、前もって自分の行動を計画しておくことも可能になります。」
– Edwin Tan氏(Samsung Asia Pte Ltd (SAPL) 人事部門シニアHRマネージャ)

自分が追い求めているものが何かを知るためには、自分の特性を書き出してみることが効果的な場合がよくあります。自分自身に正直になって、自分のキャリアに何を望んでいるのか、自分にとって何がモチベーションなのか、自分が本当に得意なものは何か、などの質問を自分に問いかけてみましょう。リストを見ては悩むこともあるでしょうが、悩んでもいいのです – キャリアの成功に対する自分なりの定義を作る時間を自分自身に与えることが必要なのです。

このページをシェア