成功したビジネスウーマンに学ぶ、女性地位向上のための4つの絶対条件

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「女性は、どんな男性よりも有能に仕事をこなす」という説もあります。アジアのビジネスウーマンは、近年の女性地位向上においてこの説が正しいことを証明しています。

成功した女性というのは、女性の地位向上が社会的に認められている現在もなお、その珍しさに目を引きます。卓越したビジネスウーマン達は、一層光り輝いているように見えます。

アジアでは男性にも女性にも雇用機会は豊富にありますが、それでも企業に勤務する人の数は女性より男性の方が多いのが現状です。特にCEO(最高経営責任者)やCFO(最高財務責任者)など「C」から始まる最高責任者になると、男性が優勢であることは歴然としています。こうした中で、毎年重要な地位に就くビジネスウーマンの数が徐々に増えてきていることは心強いことです。

企業のトップで成功した女性が増えたことには、女性の地位が向上したこと、企業のイニシアチブ、政府レベルの支援などさまざまな要因が影響しています。例えば、日本の安倍晋三首相は、働く女性による経済への貢献度を上げようと強く提唱しており、日本企業の女性幹部の数を2020年までに30%以上に増加させるという目標を設置しました。これはビジネスウーマンによるリーダーシップに対する文化的な考え方を徐々に変化させる強力な推進力となることに間違いはありません。

日本は女性の地位向上がとても難しい国です。しかし野村ホールディングスの86年の社史で初の女性CFOとなった中川順子氏や、2011年にジェットスターCEOに就任した鈴木みゆき氏など成功した女性が変化を推し進めています。こうしたロールモデルになるビジネスウーマン達は、女性によるリーダーシップがビジネスにもたらす有益性を象徴しています。

このほかアジアで成功した女性として是非ご紹介したいのが、ハイフラックスの創設者でCEOのオリビア・ラム氏、ファーウェイ・テクノロジーズ取締役会長の孫亜芳氏、そしてSOHO中国のCEO張欣氏です。こうした颯爽とした身なりで登場する著名人は、男性優位の業界で輝かしい業績を収め、世間のビジネスウーマン達にさらなる高みに上るための目標を与え、女性の地位向上とは何かを体現しています。

こうした女性たちはどのように成功を収めたのでしょうか? バンヤンツリー・ホールディングスのシニアバイスプレジデントであるクレア・チャン氏は「夢をみているだけでは目的地にはつきません。今その方向に一歩を踏み出しましょう。そして成功するまで、時間をかけることです。」と唱えています。

とても貴重なアドバイスだと思いませんか? このほか成功を収めるためのポイントをいくつかご紹介いたします。

今ほど最高の時はない
社内迷路をどうやって渡り歩こうかと悩んでいるインターンであろうと、キャリアを邁進したいエグゼクティブのビジネスウーマンであろうと、目標設定や意思決定は先延ばしにしてはいけません。いつも大事な目標に留意して、達成のために戦略的な方法を策定しましょう。担当業務を増やしたいと上司に提案したり、目標達成のために関連するコースを学習したりと、方法はいろいろあります。ただし、計画に着手して、最終的に目標を実現できるかどうかは本人次第です。

常に自分の業績を評価しましょう。自己満足に浸って、コンフォートゾーンから抜けられなくなると、たとえどんなに完全な計画を立てていても台無しです。

自信がすべて
ビジネス界で成功した女性のインタビューを見てみましょう。すると明らかなことがひとつあります。成功したビジネスウーマンは自信のないタイプではないということです。教育を受け、自分の意見と強い信念を持ち、ユニークな物の見方をしています。自分の能力と、組織に貢献できることに自信を持ちましょう。しかし同時に、いつでもさらに自分が向上できることを忘れないでください。また、業績評価では自分の意見を伝えましょう。当然与えられるべき昇給や昇進について切り出すことを恐れないでください。

強さを持って目標の達成に取り組み、品格を失わずに実行をしましょう。

サポートネットワークを活用する
男性と比較し、女性は人との付き合いを重視し、メンターやチームプレイヤーとして活躍する傾向にあります。社内に女性中心の組織やグループがないか調べてみましょう。適切なサポートやネットワークの機会が得られるかもしれません。もしこうしたグループが存在しない場合は、新しいグループ設立の提案を検討してはどうでしょうか。自分で望むような変化をもたらしてみましょう。アイディア次第では、多くの女性社員のためになるかもしれません。こうすることで、メンターになる機会があるだけでなく、組織内での発言力も増します。そして女性の地位向上に貢献できるのです。

もし管理職に就いているのであれば、雇用者に業務に関する適切なリーダーシップや経営のトレーニング資料を提供し、こうしたトレーニングを受講しやすい環境作りをしましょう。

ガラスの壁を破壊する
残念なことに21世紀になっても性別によるステレオタイプ化や女性差別は依然として存在しています。出世階段のどのレベルにいようとも、女性であれば恐らく、過去に男女差別に直面したことがあるのではないでしょうか。これはほとんどのビジネスウーマンが経験していることです。他人の考えや行動を操ることはできませんが、こうした出来事を、同僚や上司に対して自分の能力を証明する機会として捉えることができます。「多くの人には障害としか認識できないことをチャンスとして捉えること」この考え方がエグゼクティブビジネスウーマンとして女性のリーダーシップの最上段に上り詰めることができるかどうかを二分するといってもよいでしょう。

自分に対して批判的な人には、目標にしっかりと照準をあわせ、ゆるぎない決意と努力で自分の能力を証明しましょう。ネガティブな経験もポジティブなものに変えることができます。

強い上昇志向を持っていても、成功の秘訣は、性別、年齢、役割に関わらず今も昔も変わりません。賢く考え、一生懸命に働く―それが成功する女性に共通する姿勢でもあり、女性の地位向上を目指す上での基本原則です。謙虚さを失わず、自分の強みをすべて活用しましょう。こうすれば自然体で品位を失わないまま、自分の役職が求められていること以上の成果をあげることができるでしょう。

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