ITのキャリアパス:転職か残留か、ITのキャリアプランの立て方

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ITのキャリアパスを追求するにあたって、1つの会社で長期的にキャリアアップを図るのと、複数の会社で幅広い経験を積むのでは、どちらが望ましいのでしょうか?

ITのキャリアプランにおいて、重要な点は、全ての人に同じ答えが当てはまるわけではないということです。置かれた状況に応じて、自分にとって正しいと思えるキャリアパスを歩むことが重要です。これを踏まえた上で、双方のメリットとデメリットを考えてみましょう。

1つの会社に長く勤める

1つの会社に長く勤めるということは、IT分野で描いているキャリアプランを実現可能なものにしてくれます。業界特有のスキルや経験を習得しつつ、仕事に熱心に取り組み続け自分の価値を会社に示していれば、社内でステップアップの機会を手にすることできます。

やがて上に立つことの出来るリーダーと見なされるようになり、シニアマネジメントの役職に向けた能力開発の機会にも恵まれるかもしれません。また人によっては、1つの会社に勤め続けることが非常に心地良い選択肢になることもあります。

一方、1つの会社に留まってITのキャリアパスを追求することのマイナス面は、プロフェッショナルとしての重要な能力を備えるために必要とされる幅広いスキルやビジネスセンスを習得することができないかもしれないことです。常に最新のテクニカルスキルとソフトスキルの両方を身につけることが重要です。しかし、1つの会社に留まるのであれば、この種のスキル向上は大抵、企業研修プログラムや社内トレーニングの受講なしには難しいでしょう。

実際、プロフェッショナルとしての継続的な能力開発がもたらす価値は、決して過小評価すべきではありません。その理由をご紹介しましょう。

プロフェッショナルとしてのスキルを一定のペースで進歩させない限り、どこかの時点で報酬が頭打ちになるリスクがあります。そうならないように、ITのプロとしての自分の現在の市場価値を把握し、希望通りの報酬を得るためには何が必要かを理解しておくこと、そしてそれを踏まえてキャリアプランを常にアップデートすることが大切です。スキルが錆び付いているようでは、市場相場の報酬は望めなくなることを覚えておいてください。

スキルを常に磨いておくことは、会社の定期昇給を当てにするのではなく、昇給を自ら勝ち取ることにもつながります。最新の技術トレンドやビジネストレンドのリサーチに時間を掛け、IT分野のキャリアパスにおいてプロとしての価値を維持するために必要な教育研修に投資することです。

頻繁に転職する

度重なる転職にはプラスとマイナスがありますが、ロバートハーフがアジアで実施した調査では、転職を繰り返すジョブホッパーのことを雇用主が警戒するようになっていると報告されています。

IT分野において度重なる転職から得られるメリットとしては、物事の習得を促進し、幅広いスキルと経験を身につけられるようになることが挙げられます。転職を経てITのプロとして総合力を高めることで、自分の市場価値を上げられるでしょう。  

また、ITのキャリアパスにおける転職では、転職の度に大幅な給与アップの可能性も秘めています。

とはいえ、転職がもたらしうるメリットばかりに目を向けずに、慎重にキャリアプランを立てるようにしましょう。前述のとおり、アジアの経営幹部は、1つの会社である程度の年数に渡って勤めた経歴を持つITのプロフェッショナルを求めています。これは、ITの社員を新たに雇うプロセスが困難かつ高価であるという現実を反映しています。

また、会社の組織再編の際には、「後入れ先だし」つまり「最後に入った人から先に出てもらう」という考え方から、そのターゲットとなりうる可能性もあります。もちろん、必ずしもそうなるというわけではありませんが、経営者というのは社員の忠誠心を重んじるため、良かれと思って決断してきた複数回の転職は、キャリアパスにおける行く手を阻む障害となる可能性もあるのです。

専門の人材コンサルタントによるアドバイスを仰ぐことで、IT市場について理解を更に深めることができ、キャリアアップのために、今そして将来的に何ができるかを明確に理解できるでしょう。

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