タイムマネジメントとは「時間管理」のことですが、スケジュール管理とは根本的に異なります。

タイムマネジメントは「時間の使い方」を計画し、コントロールすることです。働き方が大きく変容しているいま、限られた時間はより効率よく、有効活用する必要があります。時間あたりの生産量をあげるために、タイムマネジメントが求められているのです。

タスクに優先順をつけ、ひとつひとつに目標到達度を設定する

タイムマネジメントに欠かせないことは、タスクの洗い出しと優先順位づけ。これは日常的にこなしている人が多いことでしょう。タイムマネジメントはさらに一歩掘り下げて、それぞれのタスクに目標の設定をします。「どの程度の到達度(クオリティ)で、何を得ることをゴールとするか」まで計画し、時間を割り振っていくのです。

到達度を高く設定した業務は、当然その分だけ時間がかかります。全体の時間から、優先度・到達度の高いタスクの時間を確保するとともに、タスクの切り替えがスピーディかつスムーズにできるよう、自分の行動をコントロールする必要があります。

ポイントは、余裕をもったタスク管理。バッファを取らずギチギチに予定を詰め込むと、突発事態のリカバリーに多くのリソースを割いてしまい、かえって非効率となります。

自分の能力を客観的に知るために、「振り返り」が重要になる

タイムマネジメントに重要なのは、自分の能力を把握すること。どんなタスクをどのくらいの時間でこなすことができるのか、自分のキャパシティを客観的に分析し、苦手なジャンル、得意なことなどを洗い出しましょう。そして、できあがった計画を、自分が思い描く理想の形ではなく、自分に合った内容へカスタマイズしていくのです。

そのためにはPlan(計画)・Do(実行)・Check(評価)・Action(改善)のPDCAサイクルが欠かせません。中でも、重視すべきは、CheckとAction。予定通りに実行できなかった部分を振り返り、改善点を反映させて翌日の予定につなげるというサイクルを繰り返していくと、次第にタイムマネジメントが身についていきます。

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