志望動機は面接官が自社のニーズにマッチした人材を見極める為に確認する大切な情報です。採用担当のプロが教える以下のポイントに注意して正しい書き方を学習しましょう。

書き方のコツ-面接官が志望動機で知りたいこととは?

面接官が志望動機から知りたいことは以下3点です。

  • あなたが応募企業でやりたいこと
  • あなたのスキル・経験
  • あなたが応募企業を選んだ理由(なぜ今の会社を辞めて、他社ではなく応募企業で働きたいのか?)

あわせて「現在の職場ではあなたのキャリア目標の達成が困難なものの、応募企業でなら達成できる理由」について納得できる説明が必要です。

応募企業に関する情報収集と求人情報から求められる能力の把握に努め、入社後あなたがいきいきと働いている姿をイメージして、それを出来るだけ簡潔に表現するよう、書き方に注意しましょう。

書き方に注意!NG志望動機とは

志望動機には書いて良いことと悪いことがあります。

あまり適切ではないとされる内容についても、書き方次第では与える印象を変えることが可能ですから、工夫するようにしましょう。

以下は、志望動機として適切ではない書き方・内容の例です。

  • 「貴社の企業理念に共感した」

これだけでは不十分です。どのあたりに共感したかを自分の言葉で伝え、応募企業にどの様に貢献したいかという意欲も合わせて伝えるようにしましょう。

  • 「学ばせて頂く・成長させて頂く」

企業は学校ではありません。即戦力を持つプロを採用したいと考えている企業に向けてこのような動機の記入は止めましょう。

  • 「給与や休暇が多い」「プライベートと両立したい」

仕事よりプライベートに重点を置いているとマイナスな印象を与えてしまいますので避けましょう。

  • 「応募企業に合ったアピールとなっていないこと」

応募企業の強みを把握できておらず、競合他社ではなく応募企業だからこそ入社したいという意欲が伝わらないと不信感を持たれてしまいます。入念な企業研究をして自分の言葉でどうして応募企業に入社したいのかを説明しましょう。

面接に呼ばれる志望動機の書き方

面接に呼ばれる志望動機の書き方の例文です。履歴書・職務経歴書の作成にぜひお役立てください。

例文:

新卒から約5年間、現在の会社で経理業務に従事してまいりました。主な担当業務は従業員の立替経費精算、現金の出納管理、帳票管理ですが、さらなるキャリアアップを目指すべく、上場企業で経理業務を経験できる会社への転職を考えています。今回、国内外に多くの関係会社を持つ貴社が経理スタッフを募集していると知り、有価証券報告書や事業報告書などの外部開示資料の作成業務に携わらせていただけるのではないかと思い、応募させて頂きました。海外留学経験があり、英語力に自信があるほか、現職では出納管理の改善プロジェクトに参加し、大幅な効率化を実現した経験もあります。こうしたスキル・経験を活かしつつ新たな知識を早期に習得し、貴社に貢献したいと考えています。

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