冬のボーナスの交渉

冬のボーナスの交渉に乗り出す前に、今年1年を振り返って自分の成果を確認しましょう。

冬のボーナスは、1年を通じて収めた好業績に対する報酬です。しかし日本では、当然のこととは認識されていない部分があります。ボーナスとは、仕事を立派に成し遂げたことに対する「ご褒美」であって、これから先の1年間も頑張ろうという意欲を持たせるためのインセンティブでもあります。

冬のボーナスについて上司と交渉しようと思っているのであれば、プロフェッショナルなアプローチを取ることが重要です。その際の注意点を以下にまとめました。

上司は投資に対する見返りを期待している
あなたにとって冬のボーナスとは年末を締めくくる嬉しいプレゼントかもしれませんが、おそらく会社はかなり違った見方をしているでしょう。会社にとってボーナスとは投資であり、社員の定着率や生産性の向上といった健全な見返りを期待しています。

よって、単純に自分は今年のボーナスを貰えるはずだと考えるのではなく、今年1年を振り返って、会社にどのような価値をもたらすことができたのかを考えましょう。自分の責任範囲を超えて、本当に良い影響を与えることのできた場面や出来事を具体的に示す必要があります。

日常的に残業をしていたり、通常の職務以外のタスクを引き受けていたり、あるいは成果という点で常に自分の役回り以上のものを挙げられているのであれば、今回限りのボーナスだけではなく、昇進や昇給にも値するかもしれません。給与の見直しが必要だと感じるのであれば、ロバートハーフの2016年版給与ガイドを参考にしてみてください。

自分の功績を売り込む
今年のボーナスにおける交渉は、1年間に自分が達成したことをアピールする絶好の機会です。自分の成果をまとめた報告書を作成して、入念に準備しましょう。新規顧客に売り込みをかける時と同じようなアプローチを取って、説得力のある事実や数値を示し、売上高の拡大にどれだけ貢献したか、自己目標をどれだけ上回ったか、経費をどれだけ削減したかなどで裏付けをします。

要は、しっかりと理論武装することです。数値化して示すのが難しい功績であっても、会社にもたらした価値を証明する他の方法を探しましょう。上司からもらった称賛の言葉が書面で残っていれば、それは心強い材料のひとつとなる可能性があります。

ボーナスが認められた ― 次の動きは?
上司が今年のボーナスを承認してくれたのであれば、まずは自分をねぎらってあげましょう。しかし、その報奨と一緒に更なる期待がかけられるようになることを忘れないでください。言うまでもなく、栄光にあぐらをかくべきではありません。

会社はこれからもあなたが良い結果を出し続け、更には今まで以上に貢献することも期待するでしょう。手を抜いていれば、来年ボーナスをもらえる可能性は遠退きます。

ボーナスが却下された場合
冬のボーナスが確実なものだと思えても、リクエストが却下されることもあります。そこには必ずしも社員としてのあなたの価値を反映したものではない、様々な理由が存在する場合があります。また、ボーナスという報奨金は貰えなくても、有給休暇や特別休暇の追加など、価値ある代替案を提供してもらえる可能性があります。

しかし、全く何ももらえなかった場合でも、プロフェッショナルな態度を持ち続けましょう。なぜ今年のボーナスがもらえないか理由を説明してもらい、その情報を有効活用して、これから先の1年間の生産性の向上に役立てます。却下されるというのは決して嬉しいことではありませんが、キャリア目標達成へのやる気を失うようなことはあってはならないのです。

年末は、冬のボーナスも含め、自分の価値に値する報酬を貰えているかどうかを確認するのに良いタイミングでもあります。ロバートハーフの2016年版給与ガイドをダウンロードして、自分の給与を市場の相場と見比べてみてください。

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