優秀な人材を獲得することは企業の成功や存続に欠かせないことであります。いかに自社が求める人材・活躍できそうな人材をひきつけ、戦略的にポジションに最適な人材を見極める必要があります。 採用陣の中には面接自体が通常業務でない担当者も含まれ、有力人材を直々に発掘・採用した経験は一概に多いといえないかと思います。ですから、面接をする前に求める人材要素を洗い出し、自社で活躍できる人材か、短時間で見極める判断力を培っておく必要があります。そうすることで、面接がより一層効率よく、スムーズに決定的な判断がくだせることでしょう。

これからご紹介するのは面接に携わる前に知っておくべき、面接官としての知識や心得です。

ポジションの役割を理解

そのポジションの基本的な責任や職務内容のみならず、チーム・企業の一員としての役割や特殊な応募条件があるか考慮する必要があります。本質的な役割や、どう企業全体の発展に貢献できるか将来のビジョンを見据えて面接に挑むべきです。

ポジションの使命を言及

企業が候補者に成し遂げてもらいたい事はなんですか?面接は自社の事を知ってもらう/売り込む良いチャンスでもあります。新しい事業や自社で取り組んでいるエキサイトな出来事、自社で挑戦してもらいたい課題や職務内容などを挙げてより興味を持ってもらえるような話題作りが重要です。

イメージの良い受け答え

志望度が高く、自社の企業分析をしてきた候補者からは様々な質問があることと思います。基本的な情報から、給与、ボーナス制度、福利厚生等、職務内容以外の要素も返答できるように準備が必要です。プロフェッショナルな応答と面接進行の手際の良さは企業そのものを反映し、ここで働きたいと良い印象を与える事ができます。

応募書類の予習

履歴書や応募書類(LinkedInプロフィール、前職の実績分かる書類等)を入念にチェックします。職務経験や学歴の他に個性が分かる要素(趣味、ボランティア活動、キャリア昇進や目標)もメモをとり、面接時に掘り下げて質問できるようにします。

面接質問及び選考の仕方

事前に明確な質問内容、面接の流れを把握しておくことで、面接がスムーズに 進行でき、スキルや行動特性が合致した候補者の選抜ができるでしょう。同じ質問でも、候補者の返答の仕方によって信憑性・適性を判断することができます。

*面接の構成の仕方についての面接マニュアルはこちらをお読みください。

候補者の評価の仕方

採用担当者によって偏りや好みが出ないよう、整合性に基づき評価をします。 評価方法が統一されていれば大勢の候補者を続けて評価したとしても、一定の 条件で判断がくだせます。

面接調整・場所の確保

双方が落ち着いて面接に臨めるよう、適切な場所を確保することは大切です。 事前に場所を長めに確保し、当日慌てなくても良いようにしましょう。

必要な情報の提供

面接の日程や場所、連絡先、面談方式(グループ/個人)等、候補者にとって 必要不可欠な情報を予めお知らせします。

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